皆さま最速の梅雨明けで夏バテしていませんか?毎日暑いので熱中症などお気を付け下さい。
さて、Re-NKでは毎週月曜日にオンラインでの勉強会を開催しており、投稿は初めてになりますが、今回で13回目となりました。
いつもは、論文抄読をしてそこから内容を掘り下げて理解を深めているのですが、今回は齋藤佑樹先生が書かれた「12人のクライエントが教えてくれる作業療法」を元に、自分達の過去~現在の実体験を話し合い、解決策を模索しました。(今後12回はこの本を使って勉強会します。)
今回は¨世界を想像する¨というタイトルについて勉強しました(本の内容は割愛させて頂きます)。
利用者と向き合う時、人それぞれ時代背景や生活環境、価値観が異なるにも関わらず、その方の世界を想像せずに、自分の思考や価値観を基盤とした推察によって言葉やサービスが選ばれてしまう事に注意しなければなりません。皆人間ですから、良かれと思ってやった事が裏目に出てしまったなんて事は大抵の人が経験されていると思います。しかし、私たちは自分自身で作業を選び、自立していますが、何らかの他者の支援を必要としながら作業を行う方にとっては、自分自身で作業を選択する事ができず、文脈(どこでいつ誰と作業を行うかなど)と役割(何のために誰のために)の不一致が生じます。その結果、自分らしく生きる事が難しくなり、健康と幸福が侵されていく悪循環へと転落していくのです(ここまで著者は言ってませんが)。
介護分野では、マンパワー不足や時間の制約などによって、自分達の価値観を押し付けてしまう事がよくあります。文脈と役割の不一致が起こらないようにする為には、一つ一つの言葉に耳を傾けながら、誰の為の作業かを念頭に置いて関わっていく必要があると感じました。
少し長くなりましたが、以上です。大変勉強になりました。
※もしこの投稿を見て一緒に勉強をしたいという方、職種は問いません。参加費は必要ありませんので、ぜひご連絡下さい~。それでは。
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